真夏の5分間 (本格推理小説)

プレイヤーの名前を入力してください: [熊谷]

プロローグ

その年の梅雨は6月中旬に明け、史上最短を記録した空梅雨となった。摂氏40度を超える連日の猛暑は、容赦なく市井の人々を肉体的にも精神的にも消耗させていた。熊谷の住む熊谷市は特に暑くなる地形であり、その日の全国最高気温地点となることもしばしばである。これで有名になることは、地元にとってはむしろマイナスだが、何も特徴がないよりは幾分マシではないかと思ってしまうのは、おそらく熊谷が生粋の埼玉県民だからであろう。

明治初期に、かの前島密により国策として始まった郵便貯金制度は、激動の昭和を乗り越えた後に、小泉純一郎による平成劇場型政治の大道具として利用され、やや拙速な形で民営化された。現代においては民間の銀行と同様の立ち位置となり、その名称も「ゆうちょ銀行」と緩い雰囲気を纏っている。

郵政省の時代に発行された磁気ストライプ型キャッシュカードは、磁力が劣化しない限りは古いものでも現役である。しかし金融業界全体の流れとしては、より安全なICチップ型カードへの置き換えが進んでおり、さらにはクレジットカード機能、デビットカード機能、電子マネー機能などを付加して一体型となったキャッシュカードを選べることが多く、ゆうちょ銀行も例外ではない。

熊谷市が満を持して40度地点に名を連ねた7月1日、リモートワークがひと段落したところで、熊谷は自宅近くの郵便局を訪れた。手持ちの古いキャッシュカードを、新しいICチップ型カードに切り替えるためである。ネットのサイトで下調べをしたとおり、手続きに必要とされていた、古いキャッシュカード、古い通帳、印章、本人確認書類としての免許証を携え、炎天下を2分ほど歩いて小さな郵便局、つまりはゆうちょ銀行の支店に入ると、他に待っている客はなく、すぐに窓口へと進むことができた。

申請書類に記入していると、選べるカードの種類は

  • クレジットカード機能付きキャッシュカード [JP BANK]
  • デビットカード機能付きキャッシュカード [ゆうちょデビット]
  • 電子マネーカード機能付きキャッシュカード [Suica]
  • キャッシュカード機能のみ

の4つであった。

熊谷はすでにクレジットカードを9種類所持しており、状況に応じて使い分けている。JP BANK カードは国際ブランドとして VISA, MASTER, JCB のいずれかを選べるが、手持ちのカードと比べて優位な点は無いため、クレジット機能は不要であった。また Suica は iPhone のモバイルSuicaを使っているため、やはり不要である。熊谷の日常的なキャッシュレス決済において、デビット機能を使う場面がないことから、キャッシュカード単独機能で事足りる。

しかし銀行キャッシュカードには、一般的に有効期限という概念が無い。これは長所であり、短所でもある。生体認証付きのキャッシュカードの場合、それが指紋にせよ静脈にせよ虹彩にせよ、生体側は生体であるがゆえに多少なりとも変化を伴う。そのため定期的に生体情報をアップデートすることが望ましく、そのたびに窓口に出向いて生体情報を登録し直す手間がかかる。これは短所ではあるが、裏を返せばそれだけ安全という長所になる。このとき、必然的にICチップや磁気ストライプ自体の不良チェックをしていることも長所と言える。しかし生体認証が付かないキャッシュカードは更新されないことが一般的であり、摩耗などで経年劣化するまで同じカードを使い続けることになる。忘れた頃にカード不良となり、慌てる確率が高い。

ところがゆうちょ銀行の生体認証付きキャッシュカードには、ひとつ盲点がある。ゆうちょ銀行の生体認証は指静脈認証であるが、じつは静脈センサーが付いていないATMでも、暗証番号だけで使うことができる。これでは何のための生体認証か、という話になってしまう。手間が増えるだけでメリットが無いわけで、生体認証を有効にするモチベーションを失う。

一方で、じつはクレジットカードやデビットカードを付けると、その有効期限に引っ張られる形で、定期的に新しいカードに更新される。経年劣化リスクを避けるには有効な運用であり、ゆうちょ銀行のケースでは生体認証よりも優れた選択肢ということになる。

熊谷は申請書の「ゆうちょデビット」にチェックを入れ、届出印を捺印した。

「お手続きいたしますので、お座りになってお待ちください。」

窓口の職員は電話で何かを確認している様子だ。ほどなくして、

「熊谷様。たいへん申し訳ございません。ゆうちょデビットカードへの切り替えはオンライン申請となっておりまして、こちらの申請書ではございませんでした。不勉強で失礼いたしました。記入いただいた申請書は破棄させていただきますので、お手数ですがこのQRコードからお手続きをお願いいたします。その際、本人確認はお電話での自動音声によるワンタイムパスワード連絡となり、通帳・お届け印・運転免許証は必要ございません。」

と、QRコードが印刷されたパンフレットを手渡された。

(つづく)

A14が抜けていて寂しい(?)話

3G停波が続々と。ついでにいわゆるガラケーも選択肢が狭まり、そればかりか、いやむしろ当然の成り行きとして、ガラケー端末の値段も相対的に高い時代になってきました。

そんな中で身内のみなさんは、

  • 義父: docomoガラケー
  • 義母: docomoガラケー
  • 実父: Softbankガラケー
  • 実母: そもそも携帯電話なし

端末だけでなく、みんな回線もMNO直で毎月の料金も高止まり。いわゆるキャリアの肥やし状態から脱却して、イマドキの健全な状態に移行するべく、まずは実家からもろもろスマート化に着手した話です。

スマートな端末については、Android勢各社の端末かiPhoneかという、事実上は二択なわけで、どちらも高機能な最新型は高価だし、そうでなければ安価というあたりまえの市場構造。これは端末メーカーと回線事業者がスマートに分離された、スマートな端末だからこそ実現できた健全な状態といえます。

一方でスマートでない端末については、回線事業者=MNO各社が端末メーカーから仕入れ、時には特別仕様で発注して、回線とセットで販売されている、つまり分離されていないというのが、これまた日本国内市場における事実上の、そして相変わらずの構造です。かつてのようなMNO各社による端末メーカー囲い込み状態こそ解消されましたが、それでも自由競争が存在しうるほどの需要はなく、低機能なガラケー端末なのに却って高価になってしまう残念な状況。あまり健全な状態ではなく、消えゆく運命にあります。

ではありますが、ガラケー端末の

  • 物理的に独立した数字ボタンと小さめのディスプレイ=制約の多いUI
  • 固定電話の受話器に寄せた形状
  • 搭載する機能を意図的に少なくしておく
  • 自由度を下げる=覚えることが少なくて済む

という狙いがマッチする高齢者市場の存在は理解できます。しかしここは敢えて、親世代の脳の劣化を防ぐ意味でも、より健全な世界に導かねばならn(落ち着きましょう)

いつもの前置きはこれぐらいにしておいて、2022年5月現在、手持ちのAシリーズSoCです。A15が加わりました。A14が歯抜けになりました。過去の例からすれば無印iPad(第10世代)に期待するところですが、次はおそらく2023年春ですので、A14が使われるかどうかはたいへん微妙といえます。

今回のトピックは以下です。

  • 実父・実母用にスマートな端末を2台購入する
    • 1台はMNPで移行
    • 1台は新規の番号をもらう
  • 回線はOCNモバイルONE
    • いまだに音声通話(回線交換)の意識が抜けない世代
    • 通話無制限で安い
    • 音声シェアSIMも安い
  • 端末の選択はもうiPhone一択
    • 機種変更時の環境移行の容易さが圧倒的に優れている
    • 少し古い iPhone 7, 8, SE (2nd) などの新古品が大量に出回っており安価で入手できる
    • Apple一社製造であり品質のムラが少ない
  • 2020年4月購入の iPhone SE (2nd) がそろそろバッテリ交換時期
  • Apple直送で交換する際のテンポラリ端末が無いと不便だな
  • そうだこうしよう
    • iPhone SE (3rd) を1台購入
    • iPhone 8 の新古品を1台購入
    • 環境移行しながら順番にバッテリ交換

現場からは以上です。

発売年月AシリーズSoCモデル名・回線色/ストレージ容量(GB)備考・移行先
2012-03A5XiPad 第3世代
※下取り売却
シルバー/64→iPad Air (第3世代)
ゴールド/64
2012-09A6iPhone 5
※下取り売却
ホワイト&シルバー/64→iPhone 6
シルバー/128
2012-10A6XiPad 第4世代
※下取り売却
シルバー/16→iPad Air (第3世代)
スペースグレイ/64
2013-10A7iPad Air (初代)
※下取り売却
シルバー/16→iPad Air (第3世代)
シルバー/64
2014-09A8iPhone 6
※下取り売却
シルバー/128→iPhone SE (第2世代)
ブラック/128
2014-10A8XiPad Air 2
※下取り売却
ゴールド/16→iPad (第9世代)
スペースグレイ/64
2015-09A9iPhone 6s
※車載iPod化
ローズゴールド/64→iPhone SE (第2世代)
ホワイト/64
2016-09A10 FusioniPhone 7
BIGLOBE(D)SMS
ゴールド/2562016-10購入
(au/ロック解除)
2017-06A10X FusioniPad Pro 12.9inch (第2世代)
Wi-Fiモデル
シルバー/642017-06購入
(AppleOnline)
2017-06A10X FusioniPad Pro 10.5inch
BIGLOBE(D)SMS
シルバー/642017-06購入
(AppleOnline)
2017-09A11 BioniciPhone 8
BIGLOBE(D)音声
ゴールド/2562018-11購入
(AppleOnline)
2019-03A12 BioniciPad Air (第3世代)
Wi-Fiモデル
シルバー/642020-04購入
(AppleOnline)
2019-03A12 BioniciPad Air (第3世代)
Wi-Fiモデル
スペースグレイ/642020-04購入
(AppleOnline)
2019-03A12 BioniciPad Air (第3世代)
Wi-Fiモデル
ゴールド/642020-04購入
(AppleOnline)
2020-04A13 BioniciPhone SE (第2世代)
mineo(A)音声
(PRODUCT)RED/2562020-04購入
(AppleOnline)
2020-04A13 BioniciPhone SE (第2世代)
OCNモバイルONE音声
ブラック/1282020-04購入
(AppleOnline)
2020-04A13 BioniciPhone SE (第2世代)
BIGLOBE(D)SMS
ホワイト/642021-04購入
(楽天モバイル)
2021-09A13 BioniciPad (第9世代)
Wi-Fiモデル
スペースグレイ/642021-09購入
(AppleOnline)
2017-09A11 BioniciPhone 8
OCNモバイルONE音声
シルバー/642022-05中古購入
docomoロック解除
2022-03A15 BioniciPhone SE (第3世代)
BIGLOBE(D)音声
ミッドナイト/2562022-05購入
(AppleOnline)

10年タイマー

さぼりにさぼって丸一年。今度は食洗機、こまかく言えば食器洗い乾燥機の話です。

今の家を中古で購入した際に、システムキッチンにはビルトインタイプの食洗機が付いてきました。製品のブランドはまだNationalで、型番はちゃんと覚えていないのですが、おそらくNP-P45系で2001年製造のもの、これを初代とします。じつはこれ、当初からエラーを出していたので、メーカー出張修理で直してもらいました。おそらく前の持ち主さんが修理という選択をせずに、単なる引き出し式食器棚として使われていた気配がします。

修理して2年ほど使った2012年の2月に再び故障。標準耐用年数が10年で設計されているため、これはもう交換時期といえます。そこで当時の後継機種にあたるNP-45MS5Sに交換。Panasonicブランドの2012年製造で、これを2代目とします。このときは勝手がわからなかったため、交換取り付け工事を業者にお願いしました。それでなくても水回りは少し怖い、というか気を遣いますしね。

そして先日、ぴったり10年経った2022年2月に、2代目が漏水エラーのメッセージを表示しました。メーカー出張修理か、新型への買い替えかの二択ですが、設計標準耐用年数どおりではあるため、修理してもそう長くは使えないわけで、買い替えを選択。ちょうどこの日が、楽天ポイントが異常に付与される特異日であったこともポイントの一つでした。(などと韻を踏む(踏んでない))

3代目もまた直系の後継機種であるNP-45MS9Sとなるわけですが、10年前に比べて出張工事料金も廃棄費用も値上がりしており、まとめると本体購入価格の50%にも迫る勢い。仕方ない事情とはいえこれは痛い…。水回りということで若干の不安はありましたが、10年前に交換作業を横で眺めていて、なんとなく勝手がわかっていることと、工事マニュアルのPDFがPanasonicのサイトで公開されていることから、今回は自分で交換できそうと判断し、工事なし・本体配送のみで発注しました。

やや緊張しつつ実際にやってみると、大きなトラブルなく交換できました。既存設備の交換ですので、電源コード・アース線・給水ホース・排水ホースの接続や、背面底部を引っ掛けてキャビネに固定する金具などはそのまま使います。新規設置時用にいろいろ付いてくる親切なアジャスタ類は、ほとんど使いません。なんとなくもったいない(気のせい)。したがって工事の流れは、

  1. 電源/アース線・給排水ホースを外す
  2. 本体をキャビネから取り外す
  3. 空いたところに新しい本体を設置
  4. ケーブル・ホース類を元のように接続

という単純なものでした。

単純ながら小さなトラブルはありまして、古いほう(2代目)を取り外した際に、少し斜めにしたら筐体から水が垂れてきました。なるほど漏水エラーはこれだったか…。給排水ホースを外す際に出てくる水は想定していたため対応できましたが、筐体から直接漏れる水は想定しておらず、キッチンの床がそこそこ濡れてしまいました。とはいえこれは拭けば済む話なので、その程度で済んだことは幸いだったと言えます。

さて次の4代目は、順調(?)にいけば2032年。どのように進化しているのか楽しみではあります。

残念メモ

2021年最初のネタは、冷蔵庫の不具合解消から。解消したのに残念メモとはこれいかに。

7年半使っている冷蔵庫ですが、ここ一月ぐらいどうも野菜室の引き出しのうち左側のスライドレールの滑りが悪くなっていました。じつは購入当初から、野菜室を引き出した際に、右側のレールのストッパーが効かず前後にゆらゆらする感じでしたが、実用上は問題なかったのでそのまま使っていたということもあり、左側レールが気になった今回、チャンスとばかりに出張点検・修理をお願いすることにしたのでした。

基本出張費3500円+技術料+部品代ということでしたが、症状を説明しながら見てもらうと、今回の本題である左側ではなく、ストッパーが効かない右側がそもそも変で、もっと手前まで引き出せるはずとのこと。やや力を入れて引いてみたら、ここまでと思っていた引き出し幅より15cmぐらい手前まで引き出せた…。右側レールはそこでストッパーが効き、つられて左側の滑りも解消しました。

結局、レール本体も中のボールベアリングも錆びたり曲がったりはしておらず、特に交換せず解消。詳細な原因は追及していませんが、おそらくは左右のレールが正しい噛みかたになっていなかった模様…。基本出張費のみで済んだのは良かったのですが、7年半のあいだに「もっと引き出せるんじゃね?」と気づいて試していればそれすらも…。費用はともかく、使い勝手が完全でない状態を7年半も続けていたという残念感なのでありました。

年明けから家電がすっきりしたついでに、昨年末に立て続けに新調した家電の話を。こちらは残念感はありませんw

まずテレビ。実家にいる頃からREGZA派で、32D4000→37Z9000→37Z3ときて、今回50Z740Xへ。90cm幅のスチールラックには37型までしか収まらないので、今回それを120cm幅のものに入れ替え。50型がぴったり収まります。REGZA 50Z740X は、地上波チューナが9つ付いている全録モデル。6チャネルが自動的に録画された「過去番組表」は、わりとパラダイムシフトです。過去番組表からおもしろい番組が見つかることが多々あります。全録用に8TBを2つ、通常録画用に8TBを1つ繋げており、全録はだいたい50日分保持されます。

Z740XシリーズはVAパネルなので、IPSパネルに比べると視野角が狭いと思われがちですが、IPSのZ3と比べても遜色ないどころか、視野角含めてZ740Xの圧勝。4Kパネルだし、8年間の技術の進化もあるし、それは同時にZ3のバックライトが8年分経年劣化しているわけで、まあ当たり前の話ではあります。

そして炊飯器も新調。こちらはだいたい5年ごとに買い替えています。だいたいそのぐらいで内釜が劣化する≒コーティングが剥がれ始める、ということでもありますが、5年分の技術の進化はけっこう大きく、内釜だけ買い換える予算に少し追加して、その進化の結果、つまりおいしさを享受したいという食欲なのであります。

ここ15年の動きは、

  1. いただきものの象印(10合) <15年前>
  2. タイガー土鍋系(8合) <10年前>
  3. パナWおどり炊き系(10合) <5年前>
  4. 象印炎舞炊き系(10合) <先月>

各社売れ筋の5.5合タイプでは足りないのです。8合タイプは事実上消滅した状態で、10合タイプも事実上4社(象印・タイガー・パナソニック・東芝)が残るのみ。みんなもっと米食べようよ(食べ過ぎ勢からの意見)

今回はおよそ10年ぶりの象印。各社ともフラグシップモデルは強気の値付けなので、その1つ下のモデルが適正価格で狙い目です。そもそもフラグシップには5.5合モデルしかないケースも多々あります。2020年の象印ラインナップでその2番手ポジションにあたる NW-PS18 で炊いたごはんは、まったくもって極めておいしいのです。

 

船旅2020

2年前の北海道に続き、四国へ船旅をしてきた記録など。そういえば北海道内の話をすっかり書き忘れている…。このときの道内編を簡潔にいえば、苫小牧FT→小樽散策→定山渓(泊)→旭山動物園→剣淵の親戚宅→定山渓(泊)→札幌市内ぐるぐる→苫小牧FT といったところです。道内だけで1000kmぐらい走った計算です。でっかいd(ry

寝ているあいだにクルマごと運んでくれるし、船室も個室で綺麗だし、展望大浴場も気持ちいいし、クルマ1台に5人乗って移動するなら安く済むし、そもそも船旅の非日常感・のんびり感が楽しいし、ということでフェリー旅推しフェーズに入っているのです。このコロナ禍においては、鉄道・航空機よりも船およびクルマ移動のほうが低リスクということもあります。行きは東京有明から徳島へ船中泊、陸路で四国を西へ横断し、道後温泉の茶玻瑠に2泊、帰りは愛媛から大阪へ再び船中泊、大阪からの残り行程は陸路という4泊5日。いずれも、GoToトラベルなんとかが発表される前に予約を済ませていたのでした。

1日目

4-5月の休校の影響で、子供たちの学校の終業式が8月にずれ込む一方で、職場の夏季休暇がオリンピック対応で早まっていたことはそのまま継続であったため、家族の夏休み日程が偶然重なったのでした。ということで、終業式当日の夕方に出発して、19:30に有明から出航するオーシャン東九フェリーで徳島へ向かうプランを選択。新しい道路の開通ラッシュもあり、新しい道を選んで通るよくばりルートで有明に向かいました。

行程1-1:
厚木IC–[E1東名]–横浜青葉JCT–[K7北西線]–[K7北線]–生麦JCT–[K5大黒線]–大黒JCT–[B湾岸線]–臨海副都心IC–東京FT

この日の船は「フェリーどうご」。姉妹船の「びざん」「しまんと」「りつりん」と合わせて4隻のうち3番目に建造された船で、帯カラーは愛媛のオレンジです。新造からまだ4年経っておらず、とても綺麗な状態でした。豪華な太平洋フェリー「いしかり」「きそ」と比べてしまうと物足りない感はありますが、窓つき4人個室にクルマ1台の運搬を含めてこの料金なら充分な設備。この航路は積載物の90%以上がヘッドレスのトレーラーとのことで、ドライバーが船に乗らない特性のため、シンプルな構成になっているようです。船の構造としても、このクラスは2軸推進が多いところ、あえて1軸推進でシンプル・省エネ化。いわゆるモーダルシフトに最前線で適応した形です。

18:00にクルマごと乗船し、荷物を客室に運んだら、さっそく展望浴場でさっぱりと。徳島港には13:05到着予定で、朝食分までの食糧は自宅から持ち込んでいます。梅雨明けの太平洋は極めて穏やかで、朝までぐっすりでした。

2日目

朝風呂で再びさっぱりして、午前中はのんびりと船内にて。午後になり、徳島港へは定刻に到着、いざ四国の地へ。2日後に愛媛の東予から再びフェリーに乗るまでは陸路となります。

行程2-1:
徳島FT–[R11]–徳島IC–[E32徳島道]–[E28神戸淡路鳴門道]–鳴門北IC

陸路と言いつつも、鳴門の渦潮を見るために、30分後には鳴門の港から再び小型の高速観潮船に乗っていたり。ちょうど大潮の時間帯で、激しい渦潮を間近で堪能できました。

行程2-2:
鳴門北IC–[E28神戸淡路鳴門道]–[E11高松道]–板野IC–[徳島県道1号]–藍住IC–[E32徳島道]–吉野川SA–[E11松山道]–松山IC–道後温泉

港に戻った後は一路西へ。一瞬だけ高松道に入って、板野ICですぐ降り、徳島道の藍住ICで乗り直しています。地図を見るとわかりますが、このほうが近道なのです。遅い昼食のために吉野川SAに寄りましたが、残念なことに広いレストランを含め、奥のハイウェイオアシスは大規模に閉店中。この状況では仕方ありません。しかし、手前のSA側のセブンイレブン併設フードコートは営業中だったため、ここで軽く食事。昼としては遅い時間帯であり、このあと道後温泉で豪華な夕食が待っているので控えめに。

四国の高速自動車道は全線でガラ空き状態でしたが、松山ICを降りた一般道にはクルマがたくさん。松山市中心部には路面電車が走っていますが、基本的にクルマがなければ生活できないと思われ、交通量は多いようです。路面電車と併走しながら、予定どおりに今日の宿「道後温泉 茶玻瑠」に到着。ここに2泊します。有名な道後温泉本館や、ハイカラ通りなどは明日のお楽しみとして、この宿の豪華な夕食と、屋上の露天風呂を堪能しました。

3日目

例によって朝も屋上の露天温泉へ。今日は今治へ出て、しまなみ海道サイクリングです。23年ほど前に、今は亡きフィリップ・ジョーンズさん(Philip Jones, 1928-2000)が来日され、アマチュア金管アンサンブルのイベントのゲストとして今治に来られたときに、私も勇んで参加するべく楽器を担いで今治に駆けつけた思い出があります。私たちのバンドがずばりPJBE編成だったので、クリニックのモデルバンドとして直接指導してもらえたなど、貴重な経験となったのでした。

今回は、サイクリスト憧れの地(らしい)しまなみ海道を、家族で走ります。今治側のサイクリング拠点であるところのサンライズ糸山で自転車を借り、来島海峡大橋を渡り、大島の道の駅「よしうみいきいき館」にて昼食休憩、大島の南西部を一周して再び橋を渡り戻ってくるコース。全行程25km、4時間半のサイクリングでした。これまた例によって、レンタサイクルの係のおじさんが気を利かせてくれて、その体格ならこれをと出してくれたのが、まだ1度も貸し出されていないらしい真新しいクロスバイク。タイヤまでピカピカ。サドルの高さをギリまで高くして、股下92cmに合わせました(笑)。サドル位置が高すぎて、画像では27インチに見えないところがポイント。前2段、後ろ9段の変速ギア、軽くて乗りやすい自転車でした。
クロスバイク
サイクリングのあとは、日本食研さんの宮殿工場を見学…といきたかったのですが、残念ながら見学コースは休止中。外から建物を眺めるにとどまりました。往路の松山→今治は最短の内陸コース、帰路の今治→松山はやや遠回りの海沿いコースで。早めに道後に戻って、ハイカラ通り界隈を散策しました。道後泊の最終日です。
宮殿工場2

4日目

朝風呂、そしてチェックアウトの後、新居浜ICまで戻って別子銅山へ。住友系鉱山跡は、マイントピア別子というテーマパークになっています。ここでガイド付きのバスツアーに参加し、東洋のマチュピチュとも言われている天空の鉱山廃墟へ。標高1000m弱の山ですが、鉱脈は海面下1000mまで続いているそうで、じつに厚さ2000mの鉱脈。下の方は地熱で60℃に達するとかなんとか。さらに地下水の除去処理が追いつかず、採算が合わなくなったため閉山となったそうです。

行程4-1:
松山IC–[E11松山道]–新居浜IC–[一般道]–道の駅マイントピア別子–[一般道]–東予FT

旅行の楽しみのひとつ、地元のスーパーマーケットで目に新しい食材と夕食を買い込んだら、オレンジフェリーの東予港へ。20:00から乗船可能で、22:00出航、大阪南港に翌6:00amに着きます。クルマごと乗船したらさっそく展望浴場でさっぱりと。2年前に就航した全室個室の新しいフェリー「おれんじおおさか」にて、明日に備えて早めの就寝。

5日目

5:00amに起床し、例によって朝風呂へ。大阪南港へは定時の到着。6:15amにはもう下船できていました。ここで1回目のガソリン補給。いつも使っている宇佐美の出光ステーションが、大阪南港からすぐのところにありました。セルフの24hで、リッター価格も神奈川と同水準の119円/L。満タンにしましたが、たまっていたUsappyポイントを吐き出して、決済額わずか22円(笑)。たいへん助かります。

行程5-1:
大阪南港FT–[一般道]–法隆寺–[一般道]–東大寺–[E24京奈和道]–平等院–[一般道]–宇治東IC–[E88京滋バイパス]–瀬田東JCT–[E1名神]–草津PA–草津JCT–[E1A新名神]–亀山西JCT–新四日市JCT–[E1A伊勢湾岸道]–刈谷PA–豊田東JCT–[E1A新東名]–御殿場JCT–[E1東名]–厚木IC

ここからは陸路で神奈川へ。13時間ぐらいあるので、のんびり寄り道しながら帰ります。まずは東へ進んで、斑鳩は法隆寺へ。ちょうど7:00を過ぎたところだったので、コメダ珈琲法隆寺店にてモーニングセット。8:00から開いた法隆寺を見学したら、続いて奈良県庁近く、大きな大仏で有名な東大寺へ。この日は異様に暑かったのでささっと見ただけでした。

東大寺をあとにして、京奈和道に乗って京都は宇治方面へ。新名神のこのへんはまだ開通していないので、京滋バイパスを使って東へ帰ります。しかしナビによるとこれから通る予定の区間が渋滞とのことで、もっと東のICから乗ろうと一般道に降りました。ここで宇治東ICに向かう道すがらに10円硬貨で有名な平等院があることに気付き寄り道など。暑いのでクルマに乗ったまま門の外から眺めて、渋滞が解消した京滋バイパスに宇治東ICから進入し、草津PAにて遅めの昼食。

カーナビの地図更新が2018年で止まっているため表示されない(笑)新名神の新区間を経由して、いつもの伊勢湾岸道刈谷PAハイウェイオアシスに寄って煎餅を買い込んだら、あとは新東名でひたすら東へ。
刈谷PA

大きな渋滞もなく、地元のいつものICで降りた後、いつもの宇佐美で2回目のガソリン補給。まだ余裕がありましたが、ここはフルサービスなので、長旅後の窓拭きをお願いするついでに。ODOメーターからは、今回の走行距離が約1200kmと出ました。満タンで700km走れるので、給油1回で帰ってこれますね。長距離フェリーすごい。

さらについでに、いつもの地元スーパーで少し買い物をして、無事に帰宅となりました。

4K, 60Hz, YCbCr=4:4:4

テレワークに限らず、PC作業環境の要は画面に表示される情報量です。PCディスプレイ、今はPCモニタと呼ばれることが多い表示装置としては、ピクセル解像度も色空間も、扱える情報量が多いに越したことはありません。特にLCDパネルの微細化が進んだ最近では、WQHD(2560×1440)や4K(3840×2160)といった高解像度のモニタも安価になりました。トレンドとしてはWQHDよりも4Kのほうが安いぐらいの勢いで、これはもう4K環境を整える機が熟したといえます。なお、4K/30Hz については、PCのGUI環境としては使用に耐えないため、本稿では意識的に触れていません。

よく知られた話ですが、PCとモニタの間の4K映像データ伝送には、DisplayPort 1.2 以上、もしくは HDMI 2.0 以上の規格が必要です。プロ向けにDisplayPortが先行して普及したこともあり、一般向けHDMIは4K規格に対応する機運がなかなか盛り上がらなかった感があります。ようやく4Kに本格対応した HDMI 2.0 対応のビデオカードが一般に出回り始めたのは、ここ3年ぐらいと思います。

特にデスクトップPC向け Intel CPU の内蔵GPU、いわゆるiGPUは、Haswell + 80番台チップセット世代の Intel HD Graphics 4200 以降で、DisplayPortについては本格的に4K対応になっていますが、HDMIについては最新の Comet Lake-S でも未だに対応できていません。デスクトップ向けCPUラインナップに与えられた Intel HD Graphics は、2016年の Kaby Lake 世代から停滞している状況です。これは、PCI-Express拡張スロットを持つデスクトップPCについては、本稿の主題にもなっているビデオカード、いわゆるdGPUの選択肢が広く、かつ極めて高性能であるため、戦略的にデスクトップPC向けiGPUへの投資(具体的には HDMI 2.0 以上への対応)を放置していると考えられます。

一方で、PCI-Expressビデオカードを利用できないノートPCやNUC向けのCPUについては、2017年の Gemini Lake に内蔵される Intel HD Graphics 600/605 から HDMI 2.0 に対応し、HDMIでの 4K/60Hz 出力が可能になっています。

ここでの「4K本格対応」という言い方は、60Hz以上で YCbCr=4:4:4 or RGB 24bit 以上の信号を送れることを指しています。じつは、4K/60Hz であっても YCbCr=4:2:0 などにして、つまり色空間を間引いて伝送量を抑えれば、転送量は HDMI 1.4 規格でも収まります(具体的な製品例は下表参照)。言うなれば「なんちゃって4K」ですが、これはこれで有効な手段です。しつこく繰り返すと(笑)、30Hzや24Hzではレスポンス性能が使用に耐えませんが、60Hzであればそれは実用レベルになり、小さなフォントを凝視しなければ、色空間を間引いていることには(特に4Kでは)気づきにくいでしょう。

PC側を 4K/60Hz 環境にするには大まかに3つの選択肢があり、

  • 本体に DisplayPort 1.2 もしくは HDMI 2.0 以上の映像出力端子が付いているPCを使う
  • 4K/60Hz 対応のビデオカードを使う
  • USB接続の外部映像出力装置を使う

いずれかを選ぶことになります。ただしUSBのものは、いまのところ最新の USB 3.2 でようやく 20Gbps で、映像出力チップの性能も低く、対応製品もあまり無い状況ですので、実用を考えると選択肢には入りません。

PC本体は、中古で出回っているビジネス向けリースアップ品から上手に4K/60Hz対応のDisplayPortが付いているもの選べば、1万円程度で入手可能な状況です。これはとてもありがたいのですが、とはいえインテルCPU内蔵ビデオの性能は必要最小限であり、メインメモリの一部が映像処理用に取られてしまうので、ちょっとモヤっとします。実際にこのタイプのPCは、チップセットの世代による差異はあれども、メモリが足らなくなってくるとPCの挙動が不安定になる確率が少し高いように感じます。

そこでビデオカードの話です。相変わらず前振りが長い。所有するビデオカードを以下に挙げていますが、これには4K対応目的よりも前のタイミングで購入したものも含まれています。その時の目的は、子供用のテレビ兼用モニタとPCをHDMIで繋ぐこと、つまりPC側にHDMIポートを追加することでした。もうだいぶ昔のことなのに、偶然にもその Kepler 世代の製品が YCbCr=4:2:0 とはいえ4K/60Hz出力できるようになったというのはありがたく、そういうドライバをリリースしてくれたNVIDIAさんの見識はさすが。感服および感謝です。

Video Cards - PCI-Express, LowProfile, Single-Slot

ベンダカード型番GPUベンダ
[コードネーム]
チップ型番
メモリ出力ポート
(LPブラケット)
4K/60Hz対応
○YCbCr=4:2:0
◎YCbCr=4:4:4
ZOTACZT-71112-10LNVIDIA [Kepler]
GeForce GT 730
DDR3
1GB
HDMI 1.4
DL-DVI-D
○HDMI
MSIGT 710 2GD3H LPNVIDIA [Kepler]
GeForce GT 710
DDR3
2GB
HDMI 1.4a
DL-DVI-D
○HDMI
SAPPHIRER5 230 1G DDR3
PCI-E H/D/V
AMD [Caicos]
Radeon R5 230
DDR3
1GB
HDMI 1.4a
DL-DVI-D
×
玄人志向GF-GT710-E1GB/LPNVIDIA [Kepler]
GeForce GT 710
DDR3
1GB
HDMI 1.4
DL-DVI-D
○HDMI
NVIDIAQuadro K620NVIDIA [Maxwell]
Quadro K620
DDR3
2GB
DisplayPort 1.2
DL-DVI-I
◎DisplayPort
MSIR7 240 2GD3 64b LPAMD [Oland Pro]
Radeon R7 240
DDR3
2GB
HDMI 1.4a
SL-DVI-D
×
HP
(OEM)
AMD Radeon R7 430
LP 2GB
AMD [Oland Pro]
Radeon R7 430
GDDR5
2GB
DisplayPort 1.2 ×2◎DisplayPort
MSIGT 1030 2G LP OCNVIDIA [Pascal]
GeForce GT 1030
GDDR5
2GB
HDMI 2.0b
DisplayPort 1.4
◎HDMI
◎DisplayPort
Lenovo
(OEM)
GeForce GT 730NVIDIA [Kepler]
GeForce GT 730
GDDR5
2GB
DisplayPort 1.2 x2◎DisplayPort
AMDFirePro W4300AMD [Bonaire Pro]
FirePro W4300
GDDR5
4GB
MiniDP 1.2a ×4◎MiniDP
YestonRX550 4GD5 LPAMD [Polaris 11 LE]
Radeon RX 550 (640SP)
GDDR5
4GB
HDMI 2.0
DL-DVI-D
◎HDMI
YestonRX560 4GD5 LP XL2AMD [Polaris 21 XL]
Radeon RX 560 (896SP)
GDDR5
4GB
HDMI 2.0
DL-DVI-D
◎HDMI

勘のいい人は気づくと思いますが、LowProfileかつ1スロットに収まるタイプのカードばかりです。このタイプはあまり選択肢が無く、放熱の制約からエントリーモデルが中心です。それはつまり価格も安いということなので、もしかしてコンプできるのではという謎の蒐集欲が…。現実問題として、手持ちのPCがみんな、このタイプのカードしか挿さらないビジネス向けスリムタイプPCばかり、ということもありますけれども。

安価なのでだいたい新品を買っていますが、程度のいい中古品が安く出回るようになり、この中では Quadro K620, Radeon R7 430, FirePro W4300 が中古で購入したものです。いずれもDisplayPort出力がメイン。K620はQuadroとしては1.5世代前(K型番なのに中身はKeplerではなくMaxwellなのでw)になりますが、30bit出力はくっきりとした画質で、さすがのQuadroといったところです。FireProは最新のRadeonProに変わる直前の、FirePro最終世代。こちらもまた映像プロ向けのくっきり画質です。Radeon R7 430 はHP社PC向けのOEM製品で、2020年初頭に秋葉原最終処分場にて700円で山積みされ、ちょっと話題になっていたものです。

おおよそ発売順に並べて眺めてみると、メモリがDDR3からGDDR5に変わり、容量も増えていく様子がくっきりと…。この流れだと、LPで1スロット勢の次の狙い目は、Quadro P1000 あたりでしょうか(笑)

Aシリーズその後

コロナ禍で活動が制限され、それでなくとも書くネタが少ないのに、輪をかけて更新頻度が落ちてしまう2020年4月現在。今回もまたAppleの話です。これで4回連続か…。(※ 2021年12月に表を更新)

2019年9月の記事は、ちょうど iPhone 11 の A13 bionic が出回り始めた時期に、自分と家族が使っている iPhone/iPad がA5~A11まで揃っていて…というものでした。そして2020年4月になり、Touch ID 派待望の iPhone SE (第2世代) が発表されました。同月に iPad 下取り強化キャンペーンも実施されていたため、最新 iOS/iPadOS (13.x) の対象から外れていた4台を一気に最新化した、という話が今回です。

4台のうち Touch ID に対応していたのは iPhone 6 だけ。iPad 3台はいずれも非対応、つまりホームボタンに指紋センサーが内蔵されていない古いモデルでした。さらにその3台のうちの1台、巷では悲運のモデルと言われた iPad 3rd は、コネクタが現行の Lightning ではなく初期の Dock という古さです。こういった古い端末がすべて、今回の最新化で Touch ID 対応の新しいものに置きかわります。敢えて Face ID を選ばない姿勢を維持しています(笑)。

発売年月AシリーズSoCモデル名色/ストレージ容量(GB)移行先 [購入年月]
2012-03A5XiPad 第3世代
※下取り売却
シルバー/64iPad Air (第3世代)
ゴールド/64
[2020-04]
2012-10A6XiPad 第4世代
※下取り売却
シルバー/16iPad Air (第3世代)
スペースグレイ/64
[2020-04]
2013-10A7iPad Air (初代)
※下取り売却
シルバー/16iPad Air (第3世代)
シルバー/64
[2020-04]
2014-09A8iPhone 6
※下取り売却
シルバー/128iPhone SE (第2世代)
ブラック/128
[2020-04]
2014-10A8XiPad Air 2
※下取り売却
ゴールド/16iPad (第9世代)
スペースグレイ/64
[2021-10]
2015-09A9iPhone 6s
※車載iPod化
ローズゴールド/64iPhone SE (第2世代)
ホワイト/64
[2021-04]
2016-09A10 FusioniPhone 7ゴールド/256[2016-09]
2017-06A10X FusioniPad Pro 12.9inch (第2世代)シルバー/64[2017-06]
2017-06A10X FusioniPad Pro 10.5inchシルバー/64[2017-06]
2017-09A11 BioniciPhone 8ゴールド/256[2018-11]
2019-03A12 BioniciPad Air (第3世代)シルバー/64[2020-04]
2019-03A12 BioniciPad Air (第3世代)スペースグレイ/64[2020-04]
2019-03A12 BioniciPad Air (第3世代)ゴールド/64[2020-04]
2020-04A13 BioniciPhone SE (第2世代)(PRODUCT)RED/256[2020-04]
2020-04A13 BioniciPhone SE (第2世代)ブラック/128[2020-04]
2021-04A13 BioniciPhone SE (第2世代)ホワイト/64[2021-04]
2021-09A13 BioniciPad (第9世代)スペースグレイ/64[2021-09]

性能としては iPad 7th の A10 Fusion でも困らないのに、今回 A12 Bionic の iPad Air 3rd を選んだ理由、その筆頭はもちろん寿命が2世代分長いからという世俗的なもの。しかしその次にくるのは、このタイミングでA12のデバイスを買っておかないと次はA14やA15になり、手持ちラインナップとしてA12世代が空席になってしまうのが悔しい、というロマンに溢れた理由となっています。

A12世代のiPhoneには Face ID モデルしか無く、自分とは縁が薄いという印象でしたので、ここへきて一気に3台のA12世代iPadがラインナップに並ぶというのはだいぶ予想外ではあります。iPad下取りキャンペーンのパワーには抗えませんでしたね、ええ。

これでとりあえず現時点においては、最新の iOS/iPadOS 13 非対応の古いモデルは一掃されました。この結果最古参に躍り出たA8Xの iPad Air 2 やA9の iPhone 6s も、遠からず最新OSの対象外になることが予想されます。観測情報からすると、2021年の iOS/iPadOS 15 がそのタイミングではないかと思われます。その頃には、A14ベースの iPad Air、A15ベースの iPhone SE あたりが期待されるところです。

A8の iPhone 6 が iOS 13 対応機種から外されたのに、同世代であるA8Xの iPad Air 2 は外されなかった理由は、主に2つ考えられます。1つは搭載メモリ量の差異(1GBと2GB)、もう1つはコア数の差異(2コアと3コア)。実際の体感としても、iPad Air 2 は未だにサクサク動く感じです。この6年前の iPad Air 2 は、5年前の iPhone 6s (A9/2コア/メモリ2GB)とともに、2020年の iOS/iPadOS 14 でも引き続き対応機種に留まるという観測があり、実際そうだとすると、メモリ2GBというのがひとつの足切りラインになっているのかもしれません。

最新 iPad Pro はメモリ6GBになっており、相対的には大容量なのですが、intel CPU 陣のWindowsやmacOSほかUnix/Linuxでは最小8GBは欲しいし、パーソナルユースでも64GBまでは現実的です。スマートフォン界隈でも、Android(≒組込Linux)端末ではすでに8GBは珍しくないようですし、それは裏を返せば iOS/iPadOS がメモリを効率良く使っていることになります。このあたりはハードウェアとOSを一元的に開発できているAppleの強みといえます。

今回の置き換えで iPhone 6 は引き取られていきますので、最後に記念撮影を。ほぼ同じ外観の色違い6台です。6シルバー→7ゴールド→8ゴールド→6sローズゴールド→SE(PRODUCT)RED→SEブラック のグラデーション配置で(笑)

iPhoneグラデーション

左から、6,7,8,6s,SE,SE

Aシリーズ

2019年秋のApple製品が発表され、iPhone 11 シリーズはCPU(SoC)が A13 Bionic となりました。しかし iPhone 11 は Touch ID が使えないので今回も見送り。一方で Touch ID が使える iPhone 8 がもう一段値下げされたのは助かります。これで子供用端末の第一候補は iPhone 8 となりました。

手持ちの iPhone/iPad は、各実家の家族が使っている分も合わせると、以下のようになります。(2019年9月現在)

発売年月AシリーズSoCアーキテクチャモデル名最終対応iOS/iPadOS
2012-03A5X32bitiPad 第3世代iOS 9
2012-10A6X32bitiPad 第4世代iOS 10
2013-10A764bitiPad Air (初代)iOS 12
2014-09A864bitiPhone 6iOS 12
2014-10A8X64bitiPad Air 2iPadOS 13 (継続中)
2015-09A964bitiPhone 6siOS 13 (継続中)
2016-09A10 Fusion64bitiPhone 7iOS 13 (継続中)
2017-06A10X Fusion64bitiPad Pro 12.9inch (第2世代)iPadOS 13 (継続中)
2017-06A10X Fusion64bitiPad Pro 10.5inchiPadOS 13 (継続中)
2017-09A11 Bionic64bitiPhone 8iOS 13 (継続中)

A5~A11まで途切れなくあります。Appleさんに予算が吸い取られる…。

今回、最新OSの対象外となる iPad Air(初代) の置き換え先として、iPad 10.2inch (第7世代) はとてもいい選択肢ではあるのですが、2019年の新型にしてはSoCが3年前のA10というのが少し引っ掛かります。おそらくですが、A10が最新OSの対象外になるのは今から2~3年後、2022年ごろと予測しているので、あと3年しかない計算に。

それに加えて、2018年の A12 Bionic を搭載したデバイスはまだ所有しておらず、流れとしては A10 よりも A12 に行きたい(笑)というのもあります。A12 のほうは、あと5年は最新OSへの対応が期待できます。そうなると第一候補は iPad Air 10.5inch (第3世代) ということに。iPad Air が 1st, 2nd, 3rd 揃い踏みとなるのか…!?

などと考えている時間もまた楽しみの一つではあります。

4.7インチ

iPhoneネタ続き。

2018年の終わりに、手持ちのiPhoneのバッテリを立て続けに交換した際に、フロントガラスに軽微なヒビがあるため先にガラス交換が必要な iPhone 6s だけは交換しなかったわけですが、一旦はそれでよしとしたものの、一度はiPhoneを分解してみたいという理系っぽい欲求もあったので、互換バッテリを買って自分で換装してみたという話です。唐突にストンと1%に落ちてしまう程度にバッテリの寿命が来て、行動を起こす機が熟したという事情もあります。

これは互換バッテリに工具が同梱されているキットで、説明書も日本語で丁寧に書かれています。交換作業の様子は YouTube などにも多数の動画があり、手順としてはたいへん明確になっています。

iPhoneを*開ける*には、Lightningコネクタ近くのネジを外してからフロントガラスに吸盤を付けてひっぱり上げ、蓋を開けるようにLCDパネルごと引き剥がします。ここが第一関門。専用ボンドでぴったりくっついているので、なかなか開きません。わずかに開いた隙間に薄い楔をかます必要があるので、2人(以上)で協力したほうがいいかも。2回目以降は(ボンドがないので)おそらくサクッと開くと思われます。

基本的な話として、フロントガラスに吸盤をくっつけてかなりの力で引っぱるので、ガラスがヒビ割れていると空気が抜けて吸盤が吸いつかなかったり、下手をするとさらにヒビが大きくなってしまう危険性があるため、バッテリ交換より先にガラスのヒビを治しておく必要があります。しかし今回対象の iPhone 6s は、筐体の端のほうに少しヒビが入っただけの軽微な破損であったため、ガラスは治さずとも無事に(ヒビを拡大することなく)開けられると判断したのです。Apple正規のバッテリ交換サービスを利用する場合、ガラス交換+バッテリ交換=2万円コースになるので躊躇していましたが、やりたいことはバッテリ交換だけでしたので、フロントガラスを壊さずに開けられるかどうかが最大のポイント、つまりこの第一関門のクリアに全体の成否がかかっていたのでした。

第一関門をクリアしてしまえばあとは楽です。強いて言うなら第二関門は、バッテリ裏側を固定している両面テープを除去する作業。これを上手に取り除かないと面倒なことになるので、参考動画を探して慎重に。こちらは1人でできます。

30分程度で作業を終え、電源を入れるとバッテリ残り55%程度の表示。バッテリ換装直後のこの時点では、バッテリの劣化度合のパーセント表示は(wait状態になってしまい)できませんでしたが、一旦20%程度まで減らしてから充電したところ、充電が100%になる頃には劣化度合のパーセンテージも表示されるようになり、こちらもまた100%となりました。いえい。

ということでバッテリ交換は無事に完了。2018年末に結成されたバッテリ100%新品トリオに早くも新メンバが加入し、カルテットになりました。

モデル名発売年月CPUストレージ(GB)筐体色SIM
iPhone 82017年9月A11 Bionic256ゴールドBIGLOBE 音声(D)
iPhone 72016年9月A10 Fusion256ゴールドBIGLOBE 音声(D)
iPhone 6s2015年9月A964ローズゴールドBIGLOBE SMSデータ(D)
iPhone 62014年9月A8128シルバーmineo 音声(A)

この4台、外観がほぼ同じ、4.7インチLCDとホームボタンに Touch ID 搭載の王道路線。期せずして4世代4モデルが揃い踏みです。

ちなみに iPhone 7 と iPhone 8 の筐体色はどちらもゴールドですが、同じ金色でも7は黄色寄り、8は赤色寄りの色味であるため、6→7→8→6s と並べると、綺麗な白→黄→ピンクのグラデーションになります。こちらもまた期せずして。あれですかね、ももクロ的な色推しを目論んで(いません)

グラデーション

左から、6s, 8, 7, 6

iPhone 8

昨年の秋に、512GBモデルが出たら即気絶とか書いたわけですが、iPhone XS 512GB は15万円と、いくらなんでも高額すぎるため、少なくとも1年先送りです。その一方で、家族で使っている iPhone の事情:

  • iPhone 7 [256GB] <A10 Fusion>: Apple直販版で BIGLOBE SIM(D) で利用
  • iPhone 6s [64GB] <A9>: au販売版だがSIMロック解除して BIGLOBE SIM(D) で利用
  • iPhone 6 [128GB] <A8>: au販売版でSIMロック解除できないため mineo SIM(A) で利用

いずれも2018年内であれば、バッテリ交換が3200円で可能な端末です。このうち 6s のバッテリが劣化が激しい(83%)ため交換したいのですが、この 6s だけは残念ながらフロントのガラスの端のほうに少しヒビが入ってしまっており、バッテリ交換のためには、まずガラス修理が必要で、これには16800円かかり、結局20000円かかる計算になります。

この iPhone 6s、少し話題になったように A9 CPU が Samsung 製か TSMC 製か調べたところ、バッテリの消費が少し多いと言われる Samsung 製で、ストレージも64GBと今となっては少ないモデル。継続販売中の iPhone 7/8 が値下げされたこともあって、2万円で修理する価値があるかどうか、かなり揺らぐ状況になってきました。

一方 iPhone 6 のバッテリは比較的元気(89%)、iPhone 7 はもっと元気(94%)で、ヒビなども無く良好な状態=いずれも3200円でバッテリを交換できます。

考慮の末、結局以下のようにしたのでした。

  1. iPhone 8 をApple直販で購入
  2. iPhone 7 の中身を iPhone 8 へ移行
  3. iPhone 7 を初期化・バッテリ交換
  4. iPhone 6s の中身を iPhone 7 へ移行
  5. iPhone 6s を初期化
  6. iPhone 6 の中身を一時的に iPhone 6s へ移行
  7. iPhone 6 を初期化・バッテリ交換
  8. iPhone 6s の中身を iPhone 6 へ戻す
  9. iPhone 6s の処遇は以下の四択:
    1. 車載用iPodクラスタへ編入 (既存メンバ: iPod nano 4th-Gen [16GB], iPhone 3GS [32GB])
    2. テンポラリ用に充電しつつ保管
    3. 安いデータSIMを入れて子供のおもちゃに
    4. たいした額にならないけど売却

[2018-Dec-13追記] iPhone 6s については、結局はおもちゃというか、子供だけの単独行動時に持たせる端末としました。バッテリがやや弱いので充電ケーブルも同伴で。BIGLOBEのデータSIM(SMS付)をシェアSIMとして1枚追加。320円/月は安くて助かります。

Facetime, Skype, LINE で音声通話できて、Googleマップと「iPhoneを探す」で現在地がわかれば、とりあえず安心です。

新規購入は、XS や XR でなく 8 を選択。これでも決して安いといえる価格帯ではありませんが、iPhone SE の後継としての性格を(特に7が)与えられた感もあり…。また、XS はともかく XR は大きくて重いというのも選択しづらい理由のひとつでした。

iPhone 同士の機種変更の場合、iTunes で PC に中身をバックアップし、そのまま新しい端末に復元できるのはとても助かります。感心したのが、初期設定の段階では、新旧の iPhone 同士を近づけるだけで Apple ID や Wi-Fi の設定を引き継ぐようになったこと。ここで最低限のネットワーク設定を引き継いだ後で、iTunes から全体の復元というスムースな流れになりました。

ということで、これからしばらく、以下のような陣営になります。バッテリ100%新品トリオ(笑)。しかし倍々ゲームとしては 512GB に行きたい気持ちもあるので、来年以降に期待です。

  • iPhone 8 [256GB] <A11 Bionic>: BIGLOBE SIM(D)
  • iPhone 7 [256GB] <A10 Fusion>: BIGLOBE SIM(D)
  • iPhone 6 [128GB] <A8>: mineo SIM(A)

ところで、au の3G停波が2022年3月と発表され、iPhone 6 で使っているmineoのau回線(非VoLTE)もそのとき使えなくなります。まだ3年半も先ですが、今バッテリを100%に戻しておけば、バッテリとしてはそれまで粘ってくれると思われます。とはいえ、ホームボタンが物理的に押し込める構造のためやや壊れやすいことと、iOSがどこでA8のサポートを終了するか、こちらのほうがバッテリより先に寿命として効いてきそうではあります。iPhone 8 と 7 のほうは、CPUの性能も物理構造もiOSサポートも、あと3年は余裕でしょう。

iPhone 8 のケースは、例によってSimplismのAegis。iPhone 7 のときもこのシリーズでしたが、今は iPhone 7/8 共用のモデルに刷新されており、仕様も少し変更されています。

片手で持てる端末が使えなくなる原因で最もリスクが高いのは、じつは落下破損のような気がしており、特に本体にストラップが付かない iPhone の場合は、ストラップホールが付いていないケースは選択肢に入りません。