夢のない国

2年前のこの記事では、当時のスパコン開発事情からして、スパコン予算についてはある程度しょうがない面があるにしても、人類の存在意義を自ら否定するような、愚かな、浅はかな判断をする政府に対する失望を書きました。

昨年のこの記事では、はやぶさ帰還を喜びつつ、その後継機の予算について失望気味な予想を書きました。

あれから2年たっても、相変らず人材不足で話にならない民主党政権ですので、予想どおり「はやぶさ2」の予算を大幅に減らすなどという、判断ミスを犯しています。何も成長していません。あらためてここに書こうと思いましたが、これについてはすでに、元はやぶさプロジェクトの川口先生が余さず全部書いてくださっていました。さすがです。

はやぶさ後継機に関する予算の状況について

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次の衆院選で民主党が勝つことはありませんが、もう政権担当能力がないことは自分たちでも判っている筈なので、日本のこの夢のない閉塞状態については、せめて現状維持でお願いしたいです。せっかく世界のトップに出た分野を自ら潰す行為がいかに愚かであるかを、せめて理解してほしいです。

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