ロサンゼルス市内ミニ観光

2011年7月現在、日本からシリコンバレー界隈に行く場合、サンノゼ国際空港(SJC)への直行便は無い(少し前のごく短い一時期だけ就航していたらしいですが)ので、一般的にはサンフランシスコ国際空港(SFO)に降ります。そこからサニーベイル/サンタクララ/サンノゼまで、高速道路で1時間ぐらいなので、東京都心と成田空港ぐらいの感覚です。

今回は諸般の事情(笑)により、成田からロサンゼルス国際空港(LAX)に降り、USの都合でそこで入国審査、国内線に乗り換えてSJCに向かうコースです。

今回乗ったSQ12便は、オールダブルデッキのA380で、空間に余裕があります。超大型なので、乱気流などでもあまり揺れず、それでいてエンジン音は静かです。さすが最新技術の粋を集めた機材です。私は諸般の事情(再掲)によりビジネスクラスに乗りました。エコノミークラスで3-4-3の10列配置であるところ、ビジネスクラスでは1-2-1で4列しかないという余裕ぶり。これは、シートをフルフラット形態にしたときに、乗客はやや対角線方向(笑)に寝る形になるため、幅に余裕を持たせているからですね。おかげで、着座形態のときは腰回りがスカスカになるので、安定させるための固めのクッションが置いてありました。

LAXに着いて、入国審査を終え、一旦荷物を受け取って、それをトランジット用のコンベアに預けたら、乗客自身はそれぞれの国内線ターミナルに向かいます。今回の往路はUA(United)で、LAXのターミナルでいうと Terminal 7 もしくは 8 になります。チケットには Terminal 8 と書かれているので、そこを目指します。SQ12 が着いて入国審査を受けた国際線用の Tom Bradley ターミナルと、国内線の Terminal 8 は、LAXターミナルの西端と東端に位置し、徒歩だと15分ぐらいかかります。時間には余裕があるので、のんびりと出発階の外を歩いて向かっていると、”Terminal 5-8″ というLED表示のシャトルバスがきました。歩いてもいいのですが、話のネタにと、Terminal 5 からそれに乗りました。Terminal 7 まで来て、次だなと思っていたら、なんとバスは空港の外へ…。どうも Terminal 8 は後になって増築されたようで、バス停としては 7 までしか無く、8 に行くには 7 で降りてそこから歩くという罠が orz。バスのLED装置には、よく見ると “Terminal 5-8” と “EMPLOYEE” が交互に表示されています。これは、空港従業員用の駐車場とターミナルを結んでいるシャトルバスだったのでした。そのまま駐車場まで乗って行けば、折り返しになって戻ってくるだろうと予測して、慌てず騒がず車窓を楽しむことにしました。そうしたら駐車場がこれまた広い。駐車場内だけで、バスストップが5箇所ぐらいありました。終着地点には予想どおり同じバスが溜まっていて、Terminal 1-4 と 5-8 の二系統の発車場所になっていました。乗っていたバスも、ほどなく Terminal 5-8 として発車し、今度は無事に Terminal 7 で降りることができました。空港周辺1.5周のバス旅でありました。

Terminal 8 で待っていたのは、スカイウエスト航空のCRJ200機材。LAX の United Express 便はほとんど(全部?)SkyWestの運行なのですね。CRJ200は、2-2配列の50人乗り。真ん中の通路は狭く、天井高も低く、首を曲げないと立てません。シートももちろん狭く、膝が収まりません。ハイデッカーになる以前の観光バスのようでした。地元の人たちも、バス替わりに使っている感じです。隣に座っていた若者の手荷物はスケボーのみ。当日は独立記念日でしたから、サンノゼ周辺からロサンゼルスに日帰りで遊びに行った帰りなのかな、などと想像していたりしました。

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