A14が加わって欠けていたピースが埋まった話

まんまとAppleの戦略にはまっている自覚はありますが、iPhone/iPadともじつによくできた製品であるため仕方ないのです。機種変更時の環境移行のしやすさはもちろんのこと、困ったときのネット情報の豊富さも安心感につながっています。

iPhone/iPadのSoCはずっとAシリーズでしたが、iPadについては上位モデルがMシリーズに移行しつつあります。このAシリーズ搭載ガジェットを途切れなく入手している中で、唯一手元に無いのが A14 Bionic 搭載の製品、というのが先日のネタでした。

2022年10月になって、無印iPadがA14で登場しました。自宅のiPadは3台体制で、1つは12.9インチの楽譜用、あとの2つは標準的な10インチクラスで、家族が便利に使っています。本来なら2020年4月購入の iPad Air 3 がまだまだ元気で、今回の iPad 10th を購入する機運ではありませんでした。ホームボタン廃止・電源ボタンに指紋センサー・LightningからUSB-Cへ変更、という iPad にしては比較的大きな変更があったモデルとはいえ。

しかしじつは、この iPad Air 3 に「カバー連動でスリープから復帰する際に画面が映らないことがある」という症状が頻発するようになっていました。これはAppleからもリコールが出ている症状と思われ、修理プログラムが案内されていましたが、製造または購入から2年間に限って無償修理が適用されるものでした。ある条件で(おそらくはバッテリーの充電レベルがある程度低くなったタイミングで)、画面が映るタイミングがあるため、だましだまし使うことはできますが、欠けていたA14搭載機種であることも相まって、iPad Air 3 の下取り相場が高いうちに買い替えることにしたのでした。

円安が進んで、絶対的な購入額が高くなっていますが、下取り額を相殺させると納得できる価格帯でした。いっぽうで円安基調は iPhone にも影響し、新しいモデルは驚くほど高価で、中古相場が活況を呈しています。iPhone SE は第二世代ですら高どまり。それなら第三世代の新品を買うほうがいいのでは、という残念な相場です。そんな中で、ぎりぎり iOS 16 に対応する iPhone 8 は在庫豊富で、バッテリ交換時のテンポラリとしてストックしておくには手頃な値段であるため、iPhone 7 が最新OSに対応しなくなるこのタイミングで、1台追加しておきました。

発売年月AシリーズSoCモデル名・回線色/ストレージ容量(GB)備考・移行先
2012-03A5XiPad 第3世代
※下取り売却
シルバー/64→iPad Air (第3世代)
ゴールド/64
2012-09A6iPhone 5
※下取り売却
ホワイト&シルバー/64→iPhone 6
シルバー/128
2012-10A6XiPad 第4世代
※下取り売却
シルバー/16→iPad Air (第3世代)
スペースグレイ/64
2013-10A7iPad Air (初代)
※下取り売却
シルバー/16→iPad Air (第3世代)
シルバー/64
2014-09A8iPhone 6
※下取り売却
シルバー/128→iPhone SE (第2世代)
ブラック/128
2014-10A8XiPad Air 2
※下取り売却
ゴールド/16→iPad (第9世代)
スペースグレイ/64
2015-09A9iPhone 6s
※車載iPod化
ローズゴールド/64→iPhone SE (第2世代)
ホワイト/64
2016-09A10 FusioniPhone 7
BIGLOBE(D)SMS
ゴールド/2562016-10購入
(au/ロック解除)
2017-06A10X FusioniPad Pro 12.9inch (第2世代)
Wi-Fiモデル
シルバー/642017-06購入
(AppleOnline)
2017-06A10X FusioniPad Pro 10.5inch
BIGLOBE(D)SMS
シルバー/642017-06購入
(AppleOnline)
2017-09A11 BioniciPhone 8
BIGLOBE(D)音声
ゴールド/2562018-11購入
(AppleOnline)
2019-03A12 BioniciPad Air (第3世代)
※下取り売却
シルバー/64→iPad (第10世代)
イエロー/64
2019-03A12 BioniciPad Air (第3世代)
Wi-Fiモデル
スペースグレイ/642020-04購入
(AppleOnline)
2019-03A12 BioniciPad Air (第3世代)
Wi-Fiモデル
ゴールド/642020-04購入
(AppleOnline)
2020-04A13 BioniciPhone SE (第2世代)
mineo(A)音声
(PRODUCT)RED/2562020-04購入
(AppleOnline)
2020-04A13 BioniciPhone SE (第2世代)
OCNモバイルONE音声
ブラック/1282020-04購入
(AppleOnline)
2020-04A13 BioniciPhone SE (第2世代)
BIGLOBE(D)SMS
ホワイト/642021-04購入
(楽天モバイル)
2021-09A13 BioniciPad (第9世代)
Wi-Fiモデル
スペースグレイ/642021-09購入
(AppleOnline)
2017-09A11 BioniciPhone 8
OCNモバイルONE音声
シルバー/642022-05中古購入
docomoロック解除
2022-03A15 BioniciPhone SE (第3世代)
BIGLOBE(D)音声
ミッドナイト/2562022-05購入
(AppleOnline)
2017-09A11 BioniciPhone 8
(予備機)
シルバー/642022-06中古購入
docomoロック解除
2022-10A14 BioniciPad (第10世代)
Wi-Fiモデル
イエロー/642022-10購入
(AppleOnline)

稼働中の iPhone/iPad の数は、自宅分が8 (車載iPod化したiPhone 6s を含めると9)、それぞれの実家分が合わせて6、結構な数ではありますが、だからこそ統一された環境であることが大事です。特にiPhoneのバッテリ交換の際に、Appleの集荷サービスを気兼ねなく使えることがこの上なく便利。一週間程度かかりますが、一時的に予備機に環境を移動することで、もはや生活インフラとして必需品となったスマートフォン(以下スマホ)が使えない時間を極小化できます。スマホ端末がiPhoneに統一されていれば、自宅および実家の家族間で予備機を融通することが可能です。

このあたりはPC端末も同じで、じつはMacで揃えておくと便利なのですが、PCにはスマホほどの必需品感が無く、さらには事実上の標準OSがWindowsであり、消耗品(主にSSD)さえ交換すれば非常に安価に維持できることから、各実家のPCは今のところ Windows 10 で揃えています。いわゆるcore第3世代、22nmプロセスの Ivy Bridge 以降であれば、16GBのメモリとSATA3のSSDでいまだにサクサク動きます。2022年時点の最新が第13世代ですので、じつに10世代分の長寿命。逆説的ですが、この視点から見れば必需品の雰囲気を醸し出しています。

なお自宅では、私は Mac mini、子供たちは Linux Mint を使っています。Windows は VirtualBox で時々起動されるほか、Microsoft Flight Simulator を遊ぶ専用のPCで動いています。Windows 11 については、ようやく VirtualBox でも動くようになったので(以下略)

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