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本田OUT/豊田IN ということで、ツートップが両方ともトヨタHVという超変態的布陣へ。
独身時代にそれぞれが乗っていた、2004年製プリウス(NHW20)と、2003年製フィット(GD3)。プリウスは、主に家族が2班に分かれて別行動をとるときや、旅行などで長距離を移動する時に使い、そうでないときの日常の足としては主にフィットのほうを使っていました。
初代フィット(GD1~4)は、壁が薄くて内装はチープですが、その分室内は広いので、チャイルドシートを含む子供3人が、後列シートになんとか並んで座れるのです。20型プリウスは後席の天井が低く、シートも厚いため、チャイルドシート装着にはあまり向いていません。
便利に使っていたフィットですが、CVTのジャダーがきちんと治らないし、壁が薄いので遮音性がなく室内がうるさい、まだ走行63,000km程度ですが、その他いろいろ老朽化してきたというのもあり、そろそろ買い替えようと機会を伺っていたのです。いっぽうのプリウスは51,000km程度で、こちらは特に不具合もないため、今回は日常の足たるフィットを置き換えました。元気なプリウスにはまだまだ働いてもらいます。(笑)
契約したのが昨年11月、納車がそれから2か月と少し経った日曜日、すなわち昨日でした。昨年末にトヨタから、エスクァイアハイブリッドの納期についてのリリースが出ており、その時点で4か月待ち。昨日話を聞いたところによると、今も同じ状況のようで、1月発注分は5月納車とのこと。2か月で届いたのは、発注タイミングとしては良かったのかもしれません。
さらには、エコカー減税の基準も厳しくなるようで、取得税は4月以降の、重量税は5月以降の納車分から、おそらく減税額が縮小されます。現行制度では、エスクァイアハイブリッドはどちらの税金も免税(100%減税)なので、この点でもいいタイミングだったのかもしれません。
さてその納車1日目の印象など。
- 着座位置が高く耳と路面が遠いので、同じHVのプリウスに比べてもたいへん静か。
- シート表面は合皮なれど、加工がしやすい分、機能としては本革より優れている感じ。シートクッションもよくできており、表皮と相まって座り心地が上質。
- 重いバッテリが前席下に埋まっているため、背の高いミニバンの割に重心が低く、意外なほどロールを感じない。
- 三女(2)でも余裕で乗り込める低床フロア。低床な分だけ室内高があり、その分だけ窓が縦方向に大きく開放感がすばらしい。
- 後席スライドドアが両側とも、外側ノブに付いているボタンを押すだけで自動開閉するのは、まだノブを引く力が足りない子供たちにはありがたい。もちろんリモコン操作も可能。
- 5ナンバー枠いっぱいのサイズだが、軽いステアリング設定もあってか、よく曲がる印象。これなら狭い道でもあまり心配ない。
- 広い3列目は長女と次女が気に入った模様。運転席から遠くなって、ドライバーにとって負荷となる姦しいノイズが低減されたというボーナスも。
- 9インチの純正ナビはとても大きくて見やすい。USB/HDMI端子を付けたので iPod/iPhone ともサクッと連動。iPod 化した iPhone 3GS をフィットから持ってきて繋いだだけで車内音楽ソースの移行は完了。簡単すぎる。携帯電話の音声通話はもちろんBluetoothハンズフリー。
- 寒冷地仕様の差異は、まだ実感としては何もわからない。雨が降ったらわかるかな。
- 基本はECOモードで良さそう。高速に乗ったらパワーモードを試してみる気満々。
- やや派手めで威圧感があると思っていたフロントグリルだったが、速攻で慣れてしまった。
あとは、カタログ燃費 23.8km/l にどこまで迫れるか。特に狙いませんが、しばらく楽しめそう。クルマを買うのは10年半ぶりなわけで、その間に熟成された技術の旨味をじっくり味わっているところなのです。