10年
全国職場バンドフェスティバル(1/11)、チャリティコンサート(1/24, 以上2つは職場の吹奏楽団)、および第十戒もとい十回のEES演奏会(1/30)は無事に、それなりに盛大に終了し、秦高のミュージカル楽曲製作(アレンジ)も終わり、ようやく少し時間ができたので久々に更新です。
時間ができたので、12年目に突入していた20型プリウスについての考察をしてみます。特に不具合があるというわけではなく、アルカンターラのシートもへたっておらず、また満13年以降の自動車税が(少しですが)上がるという名高き悪法につられたわけでもないですが、それなりに先端技術が研究されている分野の製品の10年というのは大きな時間なので、そろそろ乗り換えを考えてもいいかなと。
ちょうど4代目のプリウス(50型)が出たところですが、私には室内高が低すぎるため早々に選択肢から外れます。アクアなどのコンパクトすぎるタイプも同様。エスクァイアで後席両側電動スライドドアの便利さと合理性に慣れてしまい、一般的なヒンジドアを選びにくくなっているというのもあります。タントなどの背の高いスライドドア軽は結構いいのですが、4人までなので惜しくも選外。また、実家のクルマたちであるところのシエンタとMRワゴンもそろそろ10年選手であり、それらの更新時期を考慮した少し長い時間軸で考えるほうが得策といえます。
結局、プリウスの置き換え先としては、昨年フルモデルチェンジしたシエンタが選抜レースを制することに。あいかわらずの人気で、特に今はハイブリッドではないほうが人気とか。今回発注したものも、じつはハイブリッドではないGグレード。納車は7月になってしまうと予想されます。
10年前に旧シエンタを購入したとき、たしかナビやバックモニタなどの装備や法定費用もコミコミで200万ちょうどだった記憶がありますが、今回はその50万増し。20型プリウスも12年めなのであまり高い下取り額にはならず、前回の下取りも10年落ちのフィールダーだったため大差なし。この50万の差を納得するために、10年間の進化というか新旧シエンタの差異を列挙しておく作業をひとつ。
- 比較対象の旧型はX-Limited、今回はGなので装備が多い
- 後席スライドドアの電動開閉機構が助手席側のみから両側へ拡張
- 内装がやや上級になった
- カタログ燃費(JC08)が17.2km/Lから20.2km/Lに向上
- 1.5Lガソリンエンジンが1NZ-FEから2NR-FXEへ
- アイドリングストップ機構とプッシュ式エンジン始動ボタン
- CVTの挙動が賢くなった
- Toyota Safety Sense C 搭載
- 自動ブレーキ
- 自動ハイビーム
- レーンはみ出し警告
- 4輪ともディスクブレーキになった
- 低床化で乗り降りが楽になった
- 三列目シートがようやく実用的になった
- LEDヘッドランプ/LEDテールランプ/ハロゲンフォグランプ/コンライト搭載
- 前席シートヒーター搭載
- ナビが7V型(DVD-ROM,富士通テン)から8V型(SDカード,パイオニア)へ大型化
- iPod/iPhoneの音楽データ連係
- ナビの基本性能が向上
- ETC車載器がETC2.0(DSRC)対応になった
- 寒冷地仕様の強化ポイント(PDF)は新旧で大差なさそう
その他、10年の間により厳しくなった各種の性能基準をクリアしていることを踏まえ、だいたい納得できる差額といえそうです。
今後の話としては、実家の両親の年齢が上がって運転頻度を減らすことと共に、旧型シエンタとMRワゴンのうちどちらか不具合が出たほうをそのまま廃車にして台数を減らす、ということも選択肢として考えられるようになりました。
ひとつ残念(でもないけど)なのは、ツートップが両HVでなくなったことぐらい? 代わって両7人乗りになったわけで、これもまたイマドキの布陣といえます。