The 日本

例によって古本を検索していて目にとまった本。もう30年近く前になる1986年(昭和61年)に発行された本。p5~1000が4色フルカラー、p1001~1192が2色疑似カラー、索引のp1193~1336がスミ1色で、本文であるカラーページには大きな写真が満載です。梅棹忠夫さんが中心となって監修されたということと、題名のキャッチーさにつられて(笑)買ってみたのです。

なお、ちょうどフルカラーから疑似カラーに代わる見開きページ(p1000-1001)に大きく紹介されていたのが、NECの社長・会長を歴任した、故・関本忠弘さんでした。これもまた運命ですね(なにが)

「The 日本」に添えられている副題は、「日本が見える、日本が読める大事典 Visual Human Life」。インターネットが普及する直前にあたる時期の日本について、これだけの膨大な写真・文化的資料が1冊に収められている本は貴重と思います。

この本が出てから数年後に、同じく講談社から発行された、同じく梅棹さんが監修者に名を連ねる「日本語大辞典」は、同じくカラー写真が満載の辞典です。こちらは事典ではなく辞典。多分に百科事典の性格を持たされていますが、基本の体裁としては中型国語辞典です。いままでは「The 日本」の存在を知らずに日本語大辞典を眺めていましたが、こういう繋がりがあったのですね。

さらには「大図典view」という姉妹本や、それと同時期に出版された「大事典desk」や「科学大事典MEGA」というのもあるようなので、見かけたらうっかり気絶しないように気を付けないと…。

それはそれとして、梅棹さんの名著といえばこちら。私が生まれる前に書かれた本ですが、いまだに色褪せない。というか「知的生産」という言葉自体がこの本から生まれたのではないかという説も。

この関連本としてよく紹介されるのがこちら。私はたしか大学に入ってすぐの時期に読みました。

コメントを残す

あなたのコメント

*