メイキングオブ 第25回定期演奏会

長いので、まずはコーヒー/紅茶等をご用意ください。:-)
さて、記念すべきなのかどうかわかりませんが、回を重ねて今年は第25回の定期演奏会なのでした。秋のフェスティバルが終わってから、例によって様々な選曲や演出のネタが提案され、紆余曲折を経てこのような形になりました。
まずは演奏会の開催日について。31日の木曜日開催になった理由はいくつもありますが、学校の行事日程が詰まっていて、一般的にもベストと思われる土日、今年で言えば26日もしくは27日の開催が難しかったのが一番の理由です。当日は天候にも恵まれ、結果的にプログラムが足りなくなるほどの盛況で、それはたいへんありがたかったのですが、この日程で見に来ていただけるのは、部員の家族や友人関係、春休み中の学生がほとんどですからねえ。来年の3月は25,26日が土日ですので、さらに厳しいと予想されます。こればっかりは弱りましたねえ…。
本番3日前の28日には、毎年恒例の三年生のお別れ会が一年生の主催で開かれ、大笑いと大泣きの大事な時間を、得難い貴重な(長すぎる気もしますが^_^:)時間を過ごしました。演奏会本番に向けて、さらに意識をまとめることができたように思います。
前日の30日は本番の会場に入ってリハーサル。プレコンサートで使うドラムセットを借りに、顧問の先生が卒業生のお宅へ寄ってから登場。部員たちは狭い音楽室から久しぶりにホールに来て、なかなか勘が掴めずに悩みつつも、第一部を軽く合わせて、第二部へ。役者の動きと演奏、ストーリー展開の間がうまくハマらずに、細かな変更や効果音の追加を行いましたが、早着替えがどうしても間に合わないタイミングでは、役者のアドリブに賭けることになったりしました。私はサブに上がってピンマイクの操作を覚えていました。最後に第三部のメイン曲を全部通して時間となりました。カバサを急遽、近くの中学校から借りたり、三分割の吊り看板の一片を学校に忘れてきたのに気づいて、慌てて軽トラックで運んだりもしました。ハプニング含みですが、冷静にそれを楽しみつつ対処して、いよいよ明日は本番です。
当日。快晴。もう快晴。花粉は猛烈に多いけど快晴。昨年に引き続き天候には恵まれました。
午前中は照明セッティングのためステージは使えず、その隙に屋外で写真撮影。みんな元気だねえ。全体集合から学年別、パート別の撮影が終わって、楽屋に戻るときにまたもやハプニング。Bassoon の接続部が外れ、階段をすべり落ちたのですが、青くなって音を出してみると大事には至らず、そのまま本番を迎えられそう。もうドキドキです。午後からはピンマイクをつけて第二部の通し練習。これまた細かな修正を行い、やっと流れが見えてきた感じ。これまたドキドキ状態で本番を迎えます。第一部と第三部のポイントを軽く合わせて、開場直前の全体休憩。でもプレコンサートで演奏するチームだけはまだ休めない。急いでロビーのセッティングを行い、最後の合わせを。開場30分前にも関わらず既にエントランス前に集まっていたお客さんの目をものともせず…。(^_^:
いよいよ開場。全12ページフルカラーで作った、カラー写真満載のプログラムを次々に手渡します。650部用意したプログラムでしたが、結果的に足りなくなってしまい、一部のお客様には申し訳なく思っております。
そんな中、17:10にプレコンサートがスタート。まずは Cl+Sax7+CB+Drs の10人で構成された SWING GIRLS X(10) から。出身中学の制服などをかき集めて、全員が紺のセーラー服でロビー左奥に登場。スカーフの色が各種取り揃えてあるのはご愛嬌。あまり練習時間が取れずに心配でしたが、Sax の渡辺先生のご指導もあり、インザムード〜ムーンライトセレナーデ〜メイクハーマインを軽やかに演奏。ムーンライトセレナーデの旋律はやっぱりクラリネットだよなあ、などとしみじみ思ったりして。続いて反対側のロビー右奥で Fg+Eup+Tub のバリゴッチューが「カルメン」からアラゴネーズを演奏。Tubaは馬が吹いていたとかいないとか。純粋なコント(プレコント)にしようかという話もありましたが、なんとか間に合ってよかった。プレコンの最後は、アンサンブルコンテストで県大会に推薦されたクラリネット四重奏 Cl Bracken Quartet が、ロビー二階部分からその曲ファンタジアを演奏。17:20に一連のプレコン演奏を終えて、17:30の本ベルに備えます。
予定通りに17:30開演。一曲目のガリバー旅行記は、緊張が見える中でも澄んだサウンドで、まずまずの演奏でした。スコアを紛失して完全暗譜だったのは内緒です。二曲目のスパルタクスは、もっと力強くても良かったかな。ええと、すみません、スコアはありましたが、二箇所ほど振り間違えました。内緒の方向で。(バレバレ)
第二部はミュージカルという名の大衆演劇ステージ。私はサブに入りピンマイクの操作を。新選組!のタイトルバックは私の耳コピスコアでスタート。続くオロナミンCも耳コピ。ついでに言うと世にも奇妙な物語と水戸黄門戦闘シーンも耳コピ。カリビアンもサントラを耳コピしたほとんどオリジナル編曲。いいのかこんなので。(^_^;
上戸彩+ヨン様、ヒロシ、ギター侍、青木さやか等、今しか使えない(^_^;)ネタを絡めて物語が進み、怪しい映画監督に導かれてアメリカングラフィティへ。ハチャメチャな流れでしたが、どうにかまとまりました。
休憩をはさんで、第三部はメイン曲、スパークの交響曲第一番。計算づくでペース配分していたパワーを開放し、渾身の演奏。迫力十分のいい演奏だったと思います。
アンコールは今年の定番、マツケンサンバII。4人の顧問に加え、事情により途中退部せざるを得なかった仲間も参加、さらにトレーナー陣も加わり、とどめに三年生有志によるマツケンダンサーズまで登場してのお祭り騒ぎ。もちろん振り付けDVDで覚えました。指揮の玉置先生もノリノリでした。いやおもしろかった。:-)
最初から最後まで、少なくとも演奏者は心底楽しんでいました。この楽しさが、お客様や会場スタッフを含む、あの空間を共有したすべての皆様に届いていたことを願います。

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